FCafe  ウエブ・クロラ

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

知らない方は ごめんなさい

ブロガA 「な、 ここのミートパイは絶品だろ ? 」
ブロガB 「ほんとうだね。 おいしいよ」
A 「ビールも頼もうぜ。 バドでいいか?」
B 「いや、 僕はコーヒーにするよ」
A 「・・・喫煙者のパターンだな」


B 「ねえ、ちょっと訊いてもいいかな」
A 「? なんだい」
B 「ほら、店の前に座ってた人。 かなり年配の。 この間もいたよね?」
A 「ああ、彼、ね」
B 「うん。 ただじっと夕陽を見ていたけど」
A 「この店のオーナーだよ。 話してなかったっけ」
B 「いや、初めて聞いたよ」
A 「じゃ、これも話しておかなきゃな。 彼は俺達の基地の初代メカニックだったんだ」
B 「ええっ本当に? 」
A 「ああ。 かなりの腕だったらしい」
B 「何故やめてしまったの?」
A 「いろんな噂がある。 見知ったブロガ達が次々といなくなるのが辛かったから とか」
B 「・・・・」
A 「俺はこっちだと踏んでるけど、メカニックの仕事に限界を感じたからだ、という話もある」
B 「限界?」
A 「昔は俺達の所属するF社が圧倒的なスコアを叩き出していた事は知ってるだろ?」
B 「うん」
A 「でも『調整』が入ってF社の機体はスペックダウンされ、A社が台頭するようになった、て」
B 「えっ! A社が機体を強化したからじゃないの?」
A 「その逆さ。 F社は勝ち過ぎたんだな。 他社がこぞって統合管理機構に泣き付いた」
B 「どういうこと?」
A 「”バランス”が大事だって事さ。 F社の一人勝ちばかり続いたら面白くないだろ?」
B 「まさか、 ハンデを付けてバランスを取るなんて。 各社が競い合い進歩する為の戦いでしょ」
A 「そんなお題目を本当に信じてるのかい? 技術の進歩? 笑っちゃうね !
   俺達の機体が何でLAMP(レシプロ)なんだか考えてみろよ」
B 「?」
A 「低コストだからさ。 散華の値段を知ってるか? BMWより安いんだぜ?」
B 「馬鹿な。 戦闘機が乗用車より安いなんて」
A 「馬鹿はそっちさ。 戦闘機だって?  戦闘機に人が乗れたのはずっと昔の話さ。
   本当の戦闘機っていうのは複合ラム推進で軌道高度まで到達できるようなヤツを云うんだよ。
   超超音速での機動では人間なんかぺちゃんこになっちゃうから 全てをAIが操作する。
   そういうのが昔は実在したんだよ。  一体 幾らしたんだろうね?」
B 「・・想像もつかないよ」
A 「そんな化物も、更に進歩したミサイルやレーザー兵器で一瞬でお釈迦にされちゃうんだから。
   割りに合わなくなったんだな。 (本当の)戦争は」
B 「じゃあ、僕らの乗ってるのは?」
A 「到達可能高度一万5千フィート。 ヒマラヤも越えられない。 レーダー無し。 FCS無し」
B 「そして兵装は機銃だけ・・・ 『機構条約規格』だね」
A 「そうさ、分かるだろ?  そして俺達ブロガもその規格のひとつに過ぎないのだと。
   年をとらない、抹消されるまでは永遠に生きる、って言うけど実際はどうよ 」
B 「・・・平均存命期間2ヶ月。 最初の出撃で還って来ない者もいるし」
A 「長くても2~3年。 『大人』になんかなれっこないよな」
B 「うん。 僕もそう思っていたよ。 僕達は消耗品なんだ、と」
A 「そんな仕組みの中でも頑張ればブロガの生還率を上げられると思っていたんだな、彼は。
   メンテナンス, というよりはチューニング的な作業に没頭していたらしい。
   でも F社が基本性能を引き下げた事で 彼の努力は一夜にして無に帰ってしまったのさ。
   『これでは戦えない』  彼のみならず多くのブロガ達も訴えたが聞き入れられなかった。
   彼が基地を去ったのはそのすぐ後だったそうだ」
B 「拠り所であるF社自体が裏切るなんて・・」
A 「管理機構から契約各社への支払額は一定だからさ。 開発に金を掛けたら参入の甘みが減ってしまう。
   だからたぶん、各社はF社に幾ばくかの金を払ってF社の機体を弱体化させる方を選んだんだ。
   F社にとってもオイシイ話さ。 元々優位だった性能で既に膨大な利益をストックしていた筈だし、
   ダウングレードで機体製造費は下がる。 損失補填コストは各社からの金で賄えておつりが来る。
   規格内で各社と改良競争を続けて行くより余程楽チンなやりかたじゃないか。
   本来のスペックに戻せばいつでも最強の座に戻れる訳だし」
B 「・・・そういうことなんだ」
A 「まあ、最近はA社の一人勝ちが続いているから また『調整』が入るかもしれないけどね」


B 「あ、あの人が立ち上がったよ」
A 「日が沈んだんだ。 じゃ、俺達もそろそろ行こうか」


Comment

A狐 A狐 Edit
08/07 12:05

こんにちは^^ ミ^。^彡っ。oO(Aがつくナニカの悪口をいう狐がとおりますよ)

話はかわりますが、『スカイクロラ』は、戦闘機マニアの友人に<s>押し付け</s>さしあげてしまいました。ひょっとして、ここは、『雪風!』とか啼くとレスがいただけるようなトコロでしょうか?

daniel daniel Edit
08/07 12:23

なはは。 このカテゴリにはあまりレスが着かなかったんでうれしいっす。
昔、某SF板に以下のコピーを投稿し同意?を頂いた事があります

 「グッドラック戦闘妖精雪風」文庫版を読了した。学生時代に街の図書室でSFMを読んでいた頃、「雪風」が自己データをRX00へ転送する章(これが前篇の最終章だったのは今回知った)のみ目にしたことがある。
「な、なんてカッチョイイ題名なんだ!」がその時の感想。"雪風"とは太平洋戦争時、若き海軍士官であったケネディが乗艦する米海軍魚雷艇をなんと「体当たり」で撃沈してしまった帝国海軍駆逐艦に冠せられていた名であることは知っていた。和製兵器の最高称号とも言える呼称である。
 ・・・・あの続きが読めるのか! と、書店で目に留まるなり迷わず購入した。

 のだが、うーむ。読み進む内にモヤモヤした鬱憤が蓄積していく。
作者は飛行メカには浅からぬ造詣を持つようだが、人間や社会(特に軍隊組織)には疎いに違いない。主人公は幼稚園児程の共感能力も持たない人物なのだが、会話描写がドライかというと反対に甘ったるくウエットで背筋がムズムズしてしまう。アニメ脚本としてはこれでも良いのだろうが、小説としては如何なものか。
 それにこのハナシはプロットが破綻してしまっている。 任意の惑星に次元回廊を穿ち、人間のコピーさえ作り出せる能力を持つ存在(ジャム)に、AI搭載とはいえ「ジェット戦闘機」で太刀打ち出来る筈が無いでしょうよ。
 そもそも「戦い」は30年続いているということになっているのだが(主人公が生まれる前から!)、それだけの年月、毎日同じ飛行機で出撃しては「今日は何機墜とした」とか言ってたワケなの?(そんな戦争、ある訳ないでしょ!)
・・・「戦争」というのは帳尻合わせではない。 特にこれは「人類」という種の存続を掛けた戦いなのであるから、ありったけの「核」をブチ込んでも次元回廊あるいはフェアリィ星自体を破壊してしまう、という戦略が採られなければならない筈。
 それが敵(ジャム)の正体は皆目見当も付かないばかりか、地球の人々は戦いが行われている事自体を忘れてしまっているんですと。 オマケにあろうことか「雪風」を含む人間側の戦闘AIも勝手に行動しており、人間達は自分達のキカイが何を考えているのか判らず制御すらできないというありさま。 トドメに主人公は服役と引き換えに徴用された囚人(シュミレーターでパイロットスキルを刷り込まれたらしい)で「俺には関係ない」が口癖の離人症患者ときている。 ・・・・まあ名前も「零」という訳で「えば」の飛行機バージョンだと考えれば、何も目くじら立てる程のことでもないか、とも思えるのだけれど・・・・

  作者自身も「ジャム」については確固たるイメージを持ち合わせていないようで、「神かも知れない」などと登場人物に言わせている ~~;。 そもそもジャムは何を目的として地球に侵攻したの? 地球人の兵器と遊びたかった、というのならそういうオチもアリだとは思う。しかし、今回はジャムに人語を使わせて「何故我と戦う?」などと言わせている辺り『描きたかったのはジェットの空中戦シーンで、ストーリーは考えてませんでした』と思われても仕方が無いのではなかろうか。
 ラストで「雪風」が蒼天へと駆け昇って行くシーンは相変わらず格好良いのだが、この話に収拾を付けるのは素人の私が考えても生半な困難さではあるまい。  ・・・続編(出るのか?)がある意味非常に興味深い作品ではある。


(その後”雪風”の完結編等は出ていない模様 )

あ狐 あ狐 Edit
08/07 17:55

感想部分拝読。 ディック(P.K)と神林は破綻してなんぼ、みたいな環境で育ったので、新鮮です^^。SFMとか読んでらしたんですね^^。

daniel daniel Edit
08/07 22:50

「オレに書かせろ!」 ・・と読者に思わせるのが良い作品なのかもしれません


.  
HN Title URL PW secret

TrackBack http://pcafe.blog3.fc2.com/tb.php/581-87b05afc

Shown after Admisson
.

≫ The Daily Public 休刊 StyleKeeper 6 ≪

2008 / 08 / 06  Wed
D`sCo   
Comment 4 / TB 0 / Edit
Designed by Daniel Corporation . all rights renounced
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。